未来を見つめて・・・
42歳で乳がん告知(Stage II-b)。米国シアトル在住のサラリーウーマンが、乳がんと闘う記録。





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2010.12.12 ウィッグデビュー


土曜の夜に会社のホリデーパーティーがあって、そこでめでたく(?)ウィッグデビュー。

会場がHard Rock Cafe内の個室バーだったので、ちょっと部屋が暗めだったのも良かったのかも。(^^)
しばらく会っていなかったシアトル以外のオフィスの同僚は私がショートヘアだった姿を見たことがないので、普通に「久しぶり~」と話しが出来た。
病気のことも知らないし、まさかウィッグとは全く気がついていない様子。ほっ。

シアトルオフィスの同僚からもリアクションは全くなし。

やっぱりRが言っていた様に、以前の髪型に近いからみんな気がつかないのかなぁ~?!
でも一日で髪が10cm以上伸びたんだぞ・・・。
本当に気づかないのか?>お前ら(同僚)
ま、ノーコメントだったのはあり難い事でもあるんだけど。

自分では前髪の分け目が気になっちゃって、つい髪の毛を触ってしまう。
まだ後ろの髪はかなり残っていて、ネットの中でチクチクするような感じで首の後ろあたりが妙に痒い。
こんなのにもいつか慣れる日がくるのかな。

でもとりあえず、無事にウィッグデビューできました


関係ないけど、会社のホリデーパーティーでKindleが当たった。
ラッキー
って、まだ使い方も分かんないんだけど。
今年は全員に1つづつプレゼントがあって、一番のプライズはiPad。
あとはギフトカードとかだったけど、去年に比べて景気が上がってきたんだなぁ~と実感した。
今年のボーナスはちょっと期待できるかな。(^^)


帽子を被ったときに付けられる付け毛を日本のサイトで購入して自宅から送ってもらったんだけど、2週間たってもまだ届かない。
クリスマスシーズンだからこんなに時間がかかってるのかな?
ネットサーフしていたらAmerican Cancer Societyのサイトでも付け毛もどきを見つけた。
日本のみたいに、前髪と後ろ髪と別々にはならないんだけど、安かったので($25)これも買っちゃった。
ついでにバンダナや春・夏用の帽子もセールになっていたので、一緒にポチッとしてしまい、気がついたら1万円以上のお買い物~。
これらは必需品ってことで、たまにはアリだよね。(^^)
ウィッグを気にしながら人ごみの中へ買い物に出るより、ネットでショッピングした方が楽チンだわ。
癖になりそ。

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No.32 / 脱毛&Wig / Comment*0 // PageTop


2010.12.12 脱毛を防ぐ冷凍キャップ


アメリカのメジャーなTV番組"Good Morning America"でこんな記事が紹介されているのを見つけた。

Cold cap therapy may help women undergoing chemotherapy keep hair
(冷凍キャップで科学治療中の女性の脱毛を防げるかもしれない)

<<意訳するとこんな感じ>>

摂氏マイナス30度に冷やした冷凍キャップを抗がん剤投与中に被り、投与当日は30分毎に冷えたものに交換し約7時間装着する。
頭皮を冷やすことによって、毛根へ繋がる血管が収縮して抗がん剤が毛根に到達するのを防ぎ、女性にとって精神的にも大きな負担になる脱毛の副作用を防ぐという。
トライアルでこの冷凍キャップを使用した人の内、約70%の患者が全く脱毛することなく治療を終えた。

この方法は血液関係の癌(白血病など)には適さないが、乳がんのように再発を防ぐために化学治療を受ける患者にはこの冷凍キャップを使用したために再発率が上がるとは考えられない。

この技術はヨーロッパで開発されたらしく、欧州内では何千人もの成功例があり、アメリカ国内の病院でもいくつかテスト的に使用されている。
まだアメリカでは症例数も少なく(まだ100件程度)、更なるリサーチが必要とされている。
脱毛の副作用をなくす事によって、見た目の事だけではなく精神的にがん治療を受けている女性たちを精神的に力づける(empower)効果がある。
さらに患者が脱毛を恐れてキモセラピーを拒否したために再発するリスクが高まってしまうことを防ぐことにも繋がる。

この冷凍キャップを使用した乳がん患者の一人の女性は、抗がん剤投与の日は苦しい一日ではなく、周りの人にサポートされながら過ごす楽しい一日になったと言っていた。
彼女は(この自分の経験が)将来沢山の女性を助ける可能性があると思うと、単に髪の毛をキープするという事よりももっと意義のある事のように思えたと言う。

アメリカ国内で現在冷凍キャップを保存する冷凍庫が設備されている病院:

- Beaumont Hospital, Royal Oak, Mich.
- Minnesota Oncology, Minneapolis office
- Minnesota Oncology, St. Paul office
- University of California, San Francisco Medical Center, San Francisco
- New York-Presbyterian Hospital/Weill Cornell Medical College, New York
- Fairview Southdale Oncology Center, Edina, Minn. (coming soon)
- Washington Oncology Hematology Center, Washington (coming soon)



TC療法の副作用の1つとして、関節痛や爪の変色があり、これらの副作用を防ぐために冷凍手袋やアイスノンを抗がん剤投与中に使うと爪の変色が防げたり関節痛が和らぐと聞いたことがある。
これときっと同じ原理なんだろう。


Penguin Cold Capsのサイトによると、キャップは月に$430でレンタル出来るらしい。
まだ殆どの病院にこのキャップを冷凍しておく設備が整っていないので、自分でクーラーにドライアイスを持ち込んだりしなければいけないので、この冷凍キャップレンタル料プラス冷凍用クーラー、ドライアイスなどを含めると費用は$1500くらいになる。
でも人毛ウィッグなど高価なものは10万くらいするものもあるので、高いと思うかどうかは個人の価値観のような気がする。
トライアルによって効果が証明されればもっと数多くの病院にも設備が装置される可能性もある。
将来的には保険でも治療の一部としてカバーされるようになるかもしれない。

脱毛って、もう抜け始めたら笑ってごまかす・・・というか、腹をくくって受け止めてウィッグで楽しむぞ~位に前向きになるしかない。
でも誰だって、女性なら(いや男性でも)出来ることなら脱毛なんて副作用はなければ良いと思ってるはず。


この冷凍キャップがもっと広まって治療の一部として普及したら、癌と戦っている女性たちのQOLを向上させることができるようになる・・・と思わずにいられない。



No.33 / 脱毛&Wig / Comment*5 // PageTop


Profile

ミライ

Author:ミライ
横浜出身
アメリカシアトル在住

■ 2010年8月
42歳で浸潤性乳管がん Stage IIbとの診断を受ける。
タイプ:ER(+) PR(+) HER2(-)

■ 2010年10月
右乳房全摘手術

■ 2010年11月~2011年2月
Chemo Therapy(TC療法)

■ 2011年02月~現在
ホルモン治療中

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