未来を見つめて・・・
42歳で乳がん告知(Stage II-b)。米国シアトル在住のサラリーウーマンが、乳がんと闘う記録。





2011.04.30 心地よい筋肉痛


Chemoを終了して3ヶ月経った。

昨日も仕事が終わった後、ジムでワークアウトしてきた。
Chemo治療中はジムまでの道のりの2ブロックの登り坂がきつくて、ジムにつく頃には息が切れていた。
今日はそんな坂道もスイスイ早足で歩いてる自分に気がついた。

回復したんだな~と実感。

治療中も出来る限りジムに通っていたけど、内容はトレーナーがさりげなく考慮してくれて普通より軽めのメニューをこなしていた。
それでも終わったときにはグッタリだったけど、治療中は少しでも運動して汗をかくだけで気持ちよかったし、運動できるって事自体が嬉しかったので、出来る限り続けた。

今日は病気になる前と同じ様なメニューで30分めいっぱいのワークアウトを終了。
トレーナーからも「復活したねっ!」って言ってもらえて嬉しかった。
家に帰ってきて、フィギュアスケートと英のロイヤルウェディングを見ようと思ってTVを見てたけど途中で居眠りしてしまうほどクタクタだった。

お陰で夜はもちろん熟睡。

今日はやっぱり筋肉痛。
でも、TC療法の副作用で感じた体全体の筋肉痛のような痛みとは全然違う、心地よい筋肉痛。
うん、昨日は頑張ったなって思えるような、また体を動かしたくなるような筋肉痛は、アイテテって言いながらほくそ笑んでしまう。(笑)

3ヶ月経って、うざったいホトフラと未だにちょっとつま先が痺れてる以外は、手術や抗がん剤治療をしたことなんて忘れてしまうほどこんなに元気になったよ~。

鏡さえ見なければ、ね。(苦笑)


シアトルもやっと少し暖かくなって春らしいお天気になってきた。

今日は久しぶりにホッタラカシにしていた庭に出て草むしりしてこようかな。
あまりに荒れ果てた庭の手入れは、ガーデニングなんておしゃれな事は言えない。(笑)

私の体と一緒でまずは「草むしり」の第一歩から。
いつも自然浄化させちゃってる、子供達の地雷も拾ってこなきゃだわ。(^^;)

太陽の日を浴びてビタミンDを吸収してこよう。



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2011.05.02 不妊について


ホトフラ あぁ~うざったい!

抗がん剤を始める前にDr.Chenから抗がん剤で卵巣が抑制されて排卵機能がなくなる可能性があると言われた。
私の年齢からしてそのまま閉経してしまう場合もあるし、回復するかもしれない。
でも、もし将来子供が欲しいと思っているなら、健康な卵子を取り出しておいたほうが良いと言われた。


今までとにかく突っ走って生きてきて、結婚してからも色々あり、私は子供が欲しいと思いつつ子作りは後回し(?)にしてしまい、この年まで子供を作らずに来てしまった。
Rが子供を欲しがらなかったから、いつの間にか私もそれでもいいかなぁ~と思っていたつもりだった。
心のどこかでやっぱり子供が欲しいと思うこともありながら、だんだんとRと2人だけの自由な生活が心地よくなっていた。

周りの同僚や友人が次々とママになっていくのを見て、羨ましいなぁ~と思いつつ、好きなだけ仕事が出来て自由な時間がある生活を諦め切れなかったのも事実。

隣の芝生は青く見えるからね。(苦笑)

でも自分が病気になってみて2度と子供が出来ないと言われたら、やっぱりこの年になっても子供が欲しかったと心から思った。
って、今頃思っても遅すぎるんだけど。


ここに書いたのはあくまでも私の個人的な考えです。
でもこれを読んで気分を害する人もいるかもしれません。
ただ告知直後に感じた自分の素直なその時に気持ちを残しておきたかったので書くことにしました。


←and more
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2011.05.21 旅立ち


今朝、クンが天国へ行きました。

子猫の時にウチに来たのは約1年半前の2009年12月のこと。
15年ちょっと一緒にいた黒猫のミャオクンが2009年の2月にお星様なって、やっとミャオクンがいない毎日に慣れてきた頃だった。

日本から帰ってきて新型インフルにかかったらしくひどい熱で寝込んでいたら、Rがクンを連れて帰ってきた。
どうしたの?と聞くと、「ミャオクンにそっくりでしょ?」と笑顔なR。
聞いてみると、実は母親ネコの飼い主の方が子猫を引き取ってもらう人を探していて、エッセーを書いて応募してその中からあちらが気に入った人に子猫を無料で差し上げますという広告を見つけたらしい。
それを見てRは15年以上飼っていた黒猫のミャオクンが亡くなった事、他のネコもミャオクンがいなくなって寂しがってる事、そしてクンがミャオクンの子供の頃の姿にそっくりだと(いや、黒猫なんだから似てるのは当たり前?!)エッセーに書いて応募したらしい。

そして見事に飼い主の方から「ぜひ可愛がってあげてください」と頂いてきた。

その日からクンはウチの子になった。
新型インフルで高熱で私がベッドでうなってるのなんてお構いなし。
クンは大家族の一番新人のくせして、犬にも他のネコにも物怖じすることなくすぐに『自分のランク』を確立した。

お陰で私は家で安静にしているはずが、久しぶりの「子供」の世話に手を焼いて寝てるどころではなくなった。

まぁ私の熱は無事に下がったんだけど、当時はせめて私が回復するまでもうちょっと飼い主さんに面倒見てもらってよ~と言いたくなるほど、手の焼ける子だった。(苦笑)

いない?と思ったらレースのカーテンをよじ登ってカーテンレールの上にいたり、一日に一回はガシャーン、バッタンと何かしら落とす&壊すが当たり前になった。
高いところが好きで、いつも『上』を向いてどうやってココへ上ろうかと企んでるような子だった。


いたずらっ子で元気一杯だったのに、病気が分かってからは全く元気がなくなってしまった。

最後まで本当に頑張った。
もう頑張らなくていいよ・・・って言ってあげたいくらい、クンは小さい体で病気と闘おうと頑張っていた。

見ていて自分もこの位必死で生きなきゃ・・・って思った。

クン、やっと楽になれたね。

短い間だったけどウチの子になってくれてありがとう。
クンも幸せだったかな?
そう思いたい。


私もこれからクンを見習って、『上』を向いて生きていくよ。
これからはロッキーとミャオクンと一緒に空から見守っていてね。


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2011.05.25 私の家族とエンジェル達


みなさん、温かいコメントをありがとうございました。

こんなに沢山の人に思っていただいたクンは幸せ者です。
今はクンがいなくなってしまって、家族みんなの心にぽっかり穴が開いてしまったようです。
他の子供たちもきっと分かってるんだと思います。
クンは一番チビだったけど、インパクトがありすぎて今は家の中が急に静かになったような気がします。

私は子供達の裏切らない無償の愛に救われています。


実は我が家は子供はいないけど犬3匹&ネコ2匹(涙)の大家族。

今日はココで私の家族とエンジェルを紹介しちゃいます。
クリックすると写真は大きくなるよ。


レイニー ♀(推定年齢:15歳+)

laney

我が家の2匹目のとしてシェルターからもらってきたのが14年前。
若い頃は庭でボールを追いかけるのが大好きで何時間でも走り回っていた。
我が家の一番のおりこうさん。
最近は耳が遠くなって庭に出たあと名前を読んでも全く気がつかず、迎えに行かないと家の中に入ってこない事も良くある。(苦笑)


ジュニア ♂(年齢不詳。我が子暦10年ちょっと?)

junior

ある日家の近くを歩いているのを見つけて、ウチのロッキーが庭から脱走したのかと思って慌てて車を停めて後ろから捕まえて後部座席に乗せた。
すっかりロッキーだと思い込み、「何でこんな所を歩いてるの??」と振り返ってよくよく顔を見たら・・・ウチの子じゃなかった。(汗)
シェルターに届け出をして広告なども出したけど、結局飼い主は見つからず。
しばらく我が家で世話をしてる間にまたウチからも脱走し、近所のシェルターに届けられる。
結局正式にシェルターにお金を払って引き取ると言う事になり、晴れて我が家の一員になった。
その後また脱走して半年近く家出暦あり。(笑)


タックン ♂(本名:Tucker 4歳)

babytuck tucker
生後数ヶ月 & 現在

Rの同僚が彼氏からプレゼントでダックスハウンドの子犬をもらったんだけど、犬を飼った事がなく世話の仕方が分からないので引き取って欲しいと言われ、ある日突然、家につれて帰ってきた。
「え?XXさん(同僚)は旅行にでも行ったの?いつまで預かるの?」と聞くと「いや・・・旅行じゃなくて・・・」と白状したR。
「ウチはシェルターか?!」と思ったけど、こんな可愛い顔して見つめられたら嫌とは言えないよねぇ~と思う壺にはまり、ウチの子になる。
その後2度、脊髄ヘルニアを起こし下半身不随になる危機もあったけど、何とか復活したMiracle Boy。


スパディー ♂(英語でジャガイモの事をSpudと言う 年齢:もうすぐ9歳)

spudwick

近所で生まれた子猫をもらってきた。
子猫の時は一緒に生まれた兄弟の中でも一番小さかったのに、ドクターの検診に行くと必ず「太り過ぎですね・・・」と言われてしまうほど、とってもふくよかに育ってしまった。(笑)
お母さんネコが黒猫だったせいか(?)子供の頃はお兄ちゃんのミャオクンのおっぱいをしゃぶっていた。
ミャオクンがお星様になって一番寂しがっていたのはスパディだった。
その後ミャオクンにそっくりのクンが我が家に来てからは、お兄ちゃん役としていつもクンと一緒にいた。
また一番仲良しだったクンに先立たれてしまい、とっても寂しそう。


トラ ♀(年齢不詳。我が子暦10年ちょっと?)

tora

トラもシェルターから来たのでいくつなのかは不明。
控えめでいつも兄弟 にないがしろにされてしまう、とってもシャイな女の子。
でも素直で人懐っこくて頭をなでなでしてくれる人は大好き。
自分で言うのもなんだけど、とっても美人だと思ってる。(笑)
昨年牙が両方とも抜けちゃって、たまにカリカリが歯の隙間に挟まってしまう事がある。


お星様になってしまった私のエンジェル達:

ロッキー ♂

rocky

私がアメリカで始めて飼った犬。
弱虫な子にならないようにと映画から取ってロッキーと命名したけど、甘ったれの弱虫だった。(笑)
2002年に11歳でお星様になる。
以前住んでいた家の裏庭に眠っているんだけど、引越しするときに私達の新しい住所を書いたお手紙を置いて来たので、きっと今の家にも遊びに来てくれると信じてる。

ミャオクン ♂

meow-kun

ロッキーと子供の頃から一緒に育ったので、犬みたいなネコだった。(笑)
15歳半で2009年2月にお星様になる。
7歳くらいの時に癌の告知をされ、余命6ヶ月宣言をされてから「残り少ない人生なんだから」と散々甘やかして、アイスクリームからチーズやフレンチフライまで食べたいものは何でも食べていたミャオクン。
余命6ヶ月どころか、無治療でそれから倍以上の年月を元気に過ごした。
本名はCartoonから取ってシルベスターを名付けたんだけど、小さい頃からいつもミャオミャオとうるさいので、「ミャオクン」と呼ぶようになった。
毎晩私が寝付くまで枕元でゴロゴロと喉を鳴らしてくれた。


クン ♂

spud&kunn
超仲良しだったクンとスパディー
寝てるときだけは天使だったんだけどねぇ~。(苦笑)

ミャオクンがお星様になった後、夫がどうしてもウチには黒猫がいなきゃダメだ!とエッセーを書いて生まれて数ヶ月のクンをもらってきた。
尻尾の先が生まれつき90度にカクカクッと曲がっていた。
今でもどこかからクンがミャ~って叫んでる声が聞こえてきそう。


子供がいない私と夫にとって、この子達はみんな大切な大切な家族。

私はこんなに可愛い天使達がいつも見守ってくれてるんだから、きっとこれからも大丈夫って思ってる。

レイニー・ジュニア・タックン・スパディ・トラ
いつまでもずーっとずーっと元気でいてね。

ロッキー&ミャオクン
クンをよろしく。可愛がってあげてね。

そしてクン
虹の橋でまた会えるまで、ロッキーとミャオクンと一緒に私のGuardian Angelでいて下さい。


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2011.05.27 悲しくも・・・また仲間が増える


アメリカでは8人に1人の女性が乳がんになると言われていて、日本の20人に1人とか最近のデータでも16人に1人と比べると倍以上の確率。

私の友人にもサバイバーは数人いるし、私が告知を受けた直後カミングアウトしてくれた人もいた。
その頃は検査づくめでこれから起ころうとしていることへの不安で一杯だった。

友人サバイバーに告知直後に電話したときに出た一言は "Oh, $hit! I didn't want you to join the group!" だった。(笑)
[げっ!!仲間になって欲しくなかったのに!という感じかな?]

でも話を聞いてもらったり、サバイバーの経験談を聞くことですごく気持ちが楽になった。

そしてココでブログを始めて、沢山の仲間ができてすごく励まされた。
自分1人じゃないって思えたし、やっぱり同じ病気になった人じゃなきゃ分からない気持ちって色々あるしそれを分かってくれる仲間がいるのが嬉しかった。


悲しいことに、また身近に仲間が増えてしまった。
会社の同僚Dさんもつい最近告知を受けた。
私より10歳ちょっと年上の方で、でも女が少ない部署なので先輩としていつも仕事のアドバイスなどをしてくれ、部署の中では一番近い関係の人。

私の部署には女性は私を含めて4人だけ。
その内2人が乳がんって・・・50%の確率ぢゃん。
ったく、何でだよ!


私は会社の人には一番上の人(男性)にしか最初は話していなかったんだけど、私のChemo治療が始まってすぐの頃にDさんとのプロジェクトがあったので、投与後は少なくとも数日は仕事を休まなきゃいけなかったため仕事で不都合にならないようにと自分からカミングアウトした。

そしたら、昨日Dさんから病気のための長期休暇(Medical Leave)のための書類のことで聞きたいことがあるんだけど・・・と言われた。
でもどんな病気なのかなんて聞くのも失礼なので、人事の担当の人の名前や手続きに必要だった書類などを説明してあげた。
すると彼女の方から色々質問してきて、マンモで怪しい場所が見つかりバイオプシーの結果乳がんだと分かったと言われた。
今の時点ではリンパは大丈夫そうなので、温存手術と放射線になる予定らしい。

そして私は結局全摘をして、術後の病理結果でリンパに1つ転移が見つかったためchemoも受けることになった経過を話した。
それから術後の状況とか、chemo中でも投与直後1週間位経てば仕事も出来たしジムにも行けたことなど出来る限り前向きに話しをした。


きっと今いくつも検査が続いて結果待ちをしている状態で、これからどうなってしまうのか分からなくて、精神的には今が一番辛い時期かもしれない。
私も術前の検査を受けている間は不安に押しつぶされそうで、友人やサバイバーに本当に助けられた。

だから、こうして私の体験をシェアすることで少しでもDさんの気持ちが楽になってくれれば・・・と思って、聞かれたことには全て素直な気持ちを話した。


ステージは分からないけど温存できる大きさでリンパにも転移がないなら、かなり早期発見だし大丈夫。
私は放射線の副作用とかは分からないケド、私はChemo中だってなんとかなってたし終わってみれば耐えられる治療だったと思えた。
だから、Dさんも1つずつクリアしていけば大丈夫って伝えた。


Dさんにあの時カミングアウトしておいて良かった。
じゃなかったら、きっと彼女は一人で不安な気持ちを抱え込んでいたかもしれない。


出来ることならこれ以上仲間なんて増えないほうが良い。
でもこれから少しでもDさんのために何か役に立てるなら・・・出来る限り応援してあげたいと思う。


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Profile

ミライ

Author:ミライ
横浜出身
アメリカシアトル在住

■ 2010年8月
42歳で浸潤性乳管がん Stage IIbとの診断を受ける。
タイプ:ER(+) PR(+) HER2(-)

■ 2010年10月
右乳房全摘手術

■ 2010年11月~2011年2月
Chemo Therapy(TC療法)

■ 2011年02月~現在
ホルモン治療中

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